息が苦しい症状

息苦しい症状


息苦しいと感じる症状の裏には、 さまざまな病気が隠れています。 直接、呼吸に関する病気もありますし、まったく別の病気の影響で息が苦しくなることもあります。 ここでは3つに分けてお話していきます。
始めは、症状から考えられる病気
2番目に、呼吸器の疾患と症状
3番目に、自律神経の乱れです


症状から考えられる病気

息苦しいことを突き詰めれば、呼吸することがツライということです。 「軽度の呼吸困難」に陥っているということが言えるでしょう。 一般に、この「呼吸困難」は、次のような症状のことを指してます

・息苦しい症状
・酸欠感
・息を吸い込めないように感じる

呼吸困難は、個人によって感じ方に差があります。 病気の重症度と、息の苦しさとは別モノと考えてください。 「苦しい」と「あまり苦しくない」というのは感覚的なものです。 「苦しいから重症」「ほんの少し呼吸が難しいだけだから軽症」ということではないのです。
吸う・吐く、という息が楽にできなくなっているので、もっとも多いのは呼吸器に関係する病気です。 ほかにも、心臓病、神経や筋肉の病気、 糖尿病などの代謝に関係した病気、精神的病気を患った場合でも、息苦しさを覚えたりします。 どのような病気なのかは、 症状からある程度推測することができます。

■ 発作性な呼吸困難で、ゼイゼイする場合

 ぜんそく
 うっ血性心不全
 異物が誤って気管支へ入ってしまった

そのほか、のどが腫れたり痙攣を起こしているために、 空気が通りにくくなっていることなどが考えられます。 アレルギーや風邪などで、よくみられるものですね。

■ 息苦しい症状が急速に悪化していく場合

 急性呼吸促迫症候群
 重症肺炎
 急性間質性肺炎
 急性心不全

■ 突如発生した場合

「苦しくなったのは○○時ごろです」
こんな風に、はっきりと時間がわかるほど、症状が突然に現れたときに考えられるのは、 次のようなものです。

 肺血栓
 気胸
 塞栓症

そのほかに、異物が気管支につまる誤嚥(ごえん)、 刺激性のガス吸入による気管支や肺の障害、心筋梗塞なども考えられます。

■ 息苦しい症状を慢性的に感じる

 肺気腫
 慢性気管支炎
 慢性型の間質性肺炎
 じん肺
 結核後遺症
 うっ血性心不全

以上が息苦しい症状から考えられる病気でした。 身体的な病気については、こうした症状からみつけることができます。 同様の症状があっても、病院の検査で病気がみつからないこともあるので、 必ずしも、全てにあてはまるわけではありません。 上記以外の疾患として、神経や筋肉の病気などが考えられます。
呼吸器の疾患と症状

息が苦しい症状があるときは、やはり、呼吸器に間する病気である可能性が高いようですね。 次は、主な呼吸器の病気についての、症状と対応です。

■ 風邪とインフルエンザ

主な症状は、鼻が乾いた感じや、鼻ずまり。鼻水・くしゃみが出たり、 目から涙が出たり喉に痛みが出ます。咳やタンも出ます。全身が力が入らず、 関節に痛みが出たりします。インフルエンザは風邪よりもさらに重症になります。 風邪は風邪ウィルスで伝染、インフルエンザは、インフルエンザウィルスが原因で発病します。
1週間から2週間くらいで回復します。風邪も伝染しますが、 インフルエンザは伝染力が風邪よりも強くなります。

■ 気管支炎

急性と慢性があり、急性の気管支炎は咳とタンがでます。 発熱もしますが、年齢で差があります。小児は発熱しやすいのですが、 大人には発熱しない人もいます。全身の倦怠感、頭痛、食欲不振、タンなどの症状があります。 ウィルスと細菌が原因で、気管支が炎症する病気です。

急性の気管支炎は風邪の後で発病しやすくて、咳とタンが特徴です。 咳が辛い病気なので、暖かく安静にして休息するのが一番です。 急性気管支炎の後、慢性気管支炎を発病する人もいます。 大気汚染の影響で、慢性気管支炎の患者が増えています。 また、粉塵やガスを吸引しやすい環境でも、発病しやすくなります。

気管支炎は、年月をかけて少しずつ進行します。 慢性になると風邪を引きやすく、いちどかかると治りにくくなります。 しかも、治らない内に次の風邪をひくことも珍しくありません。根気強い治療が大切です。 咳とタンが苦しいときは上手に排出して下さい。横向き寝るとタンが出やすくなります。

■ 肺炎

○症状
 激しい悪寒と胸膜痛が起き、高熱とタンが出て、呼吸困難に陥ります。
 倦怠感、食欲不振、咳があって、息苦しい呼吸をしている場合に 「肺炎が疑われ」ます。

 >老人
 高熱が出ない事もありますので見逃す危険があります。
 気分がすぐれず、食欲が無く、息苦しい症状が出て、
 いつまでも治らずに長引きます。

 >小児
 呼吸が困難になると小鼻を動かして呼吸しますので、
 小児がいつもと違う呼吸をしている場合は、
 呼吸困難を考える必要が有ります。
 顔が赤い場合はそれほど重症ではありませんが、
 顔色が蒼白で、唇の色が紫色の場合は重症と判断します。
原因は病原菌です。「肺炎球菌肺炎」が代表的であり、 細菌性肺炎の他にウィルス性の肺炎もあります。 普通の風邪と間違えてしまうので注意が必要です。治りが遅くいつまでも回復をしない場合は、 重症と判断してあげる事が必要です。細菌に適合する抗生物質を使って治療が行われますが、 抗生物質には強い副作用があることに注意。

■ 自律神経の乱れ

検査をしても、病気が見つからない場合、自律神経の乱れが原因である可能性があります。 ストレスが多いと、交感神経 ばかりが働き、全身の筋肉がいつでも緊張するようになります。 特に、気管支のまわりの筋肉が緊張して、収縮・けいれんを起こすと、それが原因で息苦しくなります。

息苦しいのは筋肉が緊張してるから。自律神経の乱れからくる、 息苦しい症状のおおもとの原因は、心と体のストレス。筋肉が緊張しっぱなしになるのです。 喉のまわりが、オカシくなってるあるわけではありません。

息苦しい症状を解消するにはどうすればいいのでしょうか?
一番の解消法は、おおもとの原因である「ストレス」を減らすこと。 それが難しいのなら「ストレスで緊張した筋肉をゆるめること」です。 全身の筋肉をゆるめると、交感神経から副交感神経(体の休息・回復モード)に切り替わります。 のどのまわりの息苦しい感覚が改善されますし、さまざまな体の不調が大きく改善されていくはずです。

以上、息苦しい症状についてお話しました。参考にとどめておいて、 一般内科や心療内科での診断も検討してください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする