お腹が張る原因とは

お腹が張る二大原因とは?

 お腹が張る一番の原因は、中にガスが溜まった場合。次いで、女性であれば月経前に張りを感じること。これが2大原因です。ほかにも原因はありますが、たいていはこの2つが疑われます。

 とはいえ、ほかの原因が軽いというわけではなく、重大な病気が隠れていることも少なくありません。なかなか治まらないようなら、ガスや生理痛でない可能性が高くなるので、「またか」放っておかないことが肝要です。

 ここでは、ガス・女性特有・その他に分けて、お話していきます。


ガスが溜まるのはどうして?

お腹に張りを感じる原因で一番多いのが、腸内にガスが溜まっているケースです。「お腹のガス」とはオナラのことですが、どうしてガスが溜まるのでしょうか。ガスには2つの種類があります。口から飲み込まれるガスと、腸内で発生するガスです。

口から飲み込むといっても、オナラを吸うわけではありません。 飲んだり食べたりするときには、一緒に空気を飲み込んでいるのです。炭酸飲料などは顕著ですね。 それらは、血液中に吸収されたり、ゲップ・おならとして排出されていきます。 腸内で発生するガスは、胃液が膵液により中和されるときに発生するガスと、 腸内細菌により発生するガスとに分かれます。

通常、お腹の中に入る(お腹の中で発生する)ガスと、排出されるガスの量はバランスがとれています。 正常であれば、お腹の中には約200mL(コップ1杯程度)のガスが存在するといいます。 ガスのほとんどは、血液中に吸収されて 肺を通って呼吸のときに排出されます。 げっぷやおならは、自分や周囲が認識するガスです。 たくさん出ている印象がありますが、その割合は全体の10%に満たない量です。

お腹のガスの発生と排出は、普段はバランスが保たれています。 このバランスが崩れると、お腹のガスの量が増えてしまい、「お腹が張る」「お腹がゴロゴロ鳴る」 「お腹がはって苦しい」といった症状が現れるのです。これを「腹部膨満感」と言います。 腹部膨満感は、お腹のガスが多すぎる場合か、お腹から排出されるガスが少なくなった場合におきます。

ガスが溜まらないようにする方法

原因は人によってさまざま。ビールや炭酸飲料を好む人は、空気を飲みこむ量が多いので、 お腹が張りやすくなります。それ以外では、腸内活動を活発にすることで張りを改善することができます。 食事と運動、それに睡眠です。繊維の多い食事やヨーグルトの摂取を心がけ、 運動で腸を活発にさせ、ぐっすりの睡眠で腸を休ませます。 どんな症状にも共通しますが、暴飲暴食やストレスは、マイナスに働きます。

女性の原因PMSとは?

PMSとは「月経前症候群」のこと。
一般的に、女性の筋肉量は男性よりも少ないとされてます。 そのため、体の巡る血流が悪くなりやすく、 むくみが起きやすい体質を持っているといわれています。 生理前になると顔や全身だけでなく、腸も「むくむ」ことがあります。 むくみは、血流が滞ることによって起こります。むくみによって腸の動きが鈍り、 便秘になったりガスがたまってお腹が張ったりするのです。 個人差はありますが、女性であれば、多かれ少なかれ症状が出ているはずです。

生理前は子宮と卵巣の活動が活発になるので、子宮が養分を蓄えて厚くなり、どんどん膨張します。 腸が圧迫されることで、血流だけでなく「ぜん動運動」も弱まります。 腸の動きが悪くなるので、腸内に老廃物が残りやすくなります。こうして、 悪玉菌が繁殖しやすい環境が出来上がるのです。その結果、悪臭のガスがたまりお腹が張ってしまうのです。

整理前の悪循環を無くすためには、PMSをゆるくしなければいけません。 基本的には、前述のガス対策と一緒で、重要なのは食事と運動と睡眠です。 ほかに3点ばかり付け加えておきます。

1 体を締め付ける洋服や下着は避ける
2 整理前は水分・塩分は摂りすぎないようにする
3 腹式呼吸を意識する

お腹の張りで考えられる病気

最後になりますが、お腹の張りから考えられる病気について、触れておきますね。

・卵巣のう腫や腸閉塞等

女性特有の病気です。水や粘膜、脂などが溜まって膨張してしまいます。 進行すると「強い吐き気」や「強い腹痛」などの症状がでますが、 初期の自覚症状はほとんどないと言われています。

腫瘍が大きくなると下腹部がふくらんできます。ウエストがきつくなったり、 おなかが張ったような感じがしたり、さらには、しこりを触れるようになります。 大きくなった卵巣が周囲の臓器を圧迫することで、さまざまな症状を起こします。 下腹部痛、腰痛、月経痛、頻尿、便秘などが同時期に起こったら、医者に行くことをオススメします。

・胆石症等胆道の病気

「胆汁」とは、脂肪やビタミンの消化・吸収の働きをする消化液のこと。 胆汁が通っているのが胆道といいます。胆道に欠席が出来る病気の総称を胆石病と言うのです。 胆石保有率は増加の傾向があって、現在のところ日本人成人の10人に1人は、 胆石をもっているとされています。その主な理由は、食生活の欧米化や高齢化g挙げられますが、 検査が普及して発見される率が高くなったことも、一因とされてます。 男性よりも女性に多いといわれています。

お腹の張りのほかに、「食欲低下」や「吐き気」「黄疸」といった症状があります。

・前立腺肥大

お腹が張っているのが男性であれば、「前立腺肥大」の可能性もあります。 前立腺は膀胱の下にある男性の器官です。それが肥大すると尿道が圧迫され、 排尿障害を起こすのが「前立腺肥大」です。年齢とともに症状が出やすくなりますが、 特に50歳からは大きく増加します。60歳では60%、70歳で80%、80歳ではなんと90%にも上ります。 ただし、すべての方に治療が必要というわけではなくて、その25%程度と言われています。

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